借金を帳消しにする法令
みなさんあけましておめでとうございます!
お正月で実家でのんびりしているので、
借金について歴史を見てみました。
借金を帳消しにする法令といえば、
江戸時代の徳政令ですよね。
御恩として与えるべきものがなかった幕府が、
困窮する御家人にたいして与えた窮余の策で有名です。
幕府と御家人の間の
「御恩と奉公」
というのは相互に利益を与え合う、
互恵関係の”はず”だったわけです。
そのなかで「奉公」としての軍役
手弁当(自腹)で御家人は元寇に参加したわけです。
ところが、元寇は防衛の合戦結果として負けませんでしたが、
防衛の合戦であったため、
勝っても幕府が得た領地はありませんでした。
このため、
新恩給与つまり新たな領地を与えるということが、
幕府にはできませんでした。
また、幕府も多額の戦費がかかりましたので
御家人に対して領地の代わりにお金を与える
ということもできませんでした。
自腹で合戦に参加して、
結果として勝ったにもかかわらず
新たな領地を得ることもできなかった御家人には借金のみが残った
という経緯ですね。
現代の借金返済や国の借金は、
この時代のように簡単にはいきませんよね(汗
特に個人の借金は自業自得ですし。
でも今の時代でも、
「御恩と奉公」
の精神は、
共存して影響を与え合う上で大切だなと思いました。
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